プロバイダベンチマーク by Hart
速度計測
100KB転送の意味




プロバイダベンチマークは1995年からプロバイダ毎の転送速度を計測しています。
開始したときはアナログモデムで28.8KB(28.8KBit/sec)が全盛の時代でしたので無駄なトラフィックを増やさない意味で100KB(100キロバイト)のファイルを何秒かかって転送するかという速度を掲載してきました。




100キロバイトというサイズを単純にビットになおすと800キロビット(1バイトは8ビット)ですが、シリアルのデータは1バイト毎に(1文字毎に)スタートビットとかストップビットとかいった同期をとるためのデータが本物のデータについてきますので、単純に8倍したものをビット値にすることができないため、このようにプロバイダベンチマークでは100キロバイトを何秒で転送できたという結果にまとめています。

えいやっと計算すれば100キロバイト(800キロビット)のデータは上の説明の余分なデータ200キロビットくらいを含めると1000キロビットあたりと予想されます。
28.8KBit/secのモデムで送ると1000/28.8 = 34秒あたりが最高速度となるわけです。




時代が経て今や家庭でも100MB(100メガBit/sec)の光ファイバーが出現してきており当時とは雲泥の差がありますが、過去の計測データと比較する意味から同じ表現で掲載しています。

光ファイバを流れるデータは1バイト毎にスタートストップがあるのではなく1500バイトくらいのデータの頭にアドレスとかそのデータを識別するためのいろいろな情報がついています。
このため光ファイバで送る実効的なデータの転送速度はモデムのようにスターとストップビットを追加するというような単純な計算では求めることはできませんがモデムのときと同じようにえいやっと1バイトを10ビットで送ると計算すると同様な計算で10MBit/s = 1 メガバイト/s 、100MBit/sec = 10メガバイト/secと求めてみることにします。

100キロバイトのデータは理想では10MBit/s (10メガBit/sec)の光ファイバ(Bフレッツファミリ)では0.1秒、100MBit/s光ファイバ(Bフレッツビジネス)では0.01秒ということになります。

ADSLも同様の計算をすれば大きな誤りはないでしょう。
すなわち1.5MBのADSLは150キロバイト/secと考え100Kバイトのデータ転送速度に換算して0.67秒が理想値、
8MBのADSLは800キロバイト/secと考え100Kバイトのデータ転送速度に換算して0.125秒が理想値、
12MBのADASLは1200キロバイト/secですから0.083秒ということになります。




投稿していただいたデータを見るとこれらの数値よりはるかに大きい値(すなわち、遅い)となっていますがこれはサーバソフトの応答時間、ブラウザの処理速度、途中の回線が混雑しているなどの複数の理由によるものです。
回線毎に一定の初速(繋がり初めの速度)までは一気に速度が出ます(この初速は接続先によって随時変化します)。その後、回線の速度、混雑に応じて加速、減速していきます。 ですから、500KBのデータをダウンロードするとき高速回線では最高速度に達する前に処理が終わってしまうわけです。

しかしながらこれらの速度は逆にブラウザでつないだときの本当の速度をあらわしているものと考えるのが妥当ではないでしょうか。
高速回線で100キロバイトのデータをダウンロードして転送速度を求めるには大きな誤差が出ますのでこういう場合にはもっと大きなデータを置いて時間をかけてダウンロードしそれを100キロバイト換算すればいいのですが無駄なトラフィックを増やさないため500キロバイトのファイルとさせていただいております。本当の速度を求めるにはさらに10倍くらいのサイズ(5メガバイト)のファイルをダウンロードするのが適当でしょう。

100KB転送のまとめ
28KBモデム の最高速度 34秒
ADSL 1.5MBの最高速度 0.67秒
ADSL 8MBの最高速度 0.125秒
ADSL 12MBの最高速度 0.083秒
Bフレッツファミリー(10MB)の最高速度 0.1秒
Bフレッツビジネス(100MB)の最高速度 0.01秒

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