アメリカでレンタカーを借りる

まえがき

出張でレンタカーを借りました。知っているつもりでしたが意外に知られていないこともあるようです。旅行の本を調べてみても免許の取得とか借りたあとの細かな話しは出ていませんでした。おまけとしてアメリカの免許を取得したときの話もあります。

国際免許をもらう

東京では鮫洲、江東(亀戸)と府中の試験場で交付してくれます。平日(月曜から金曜)および日曜日で、受け付けの時刻は8:30-11:30と13:00-16:00まで。土曜日および祝祭日年末年始は発行業務をしていません。日曜日にやっているのはうれしいところです(99年10月の話ですから要注意)。詳細はこちらに説明があります。発行は5分くらいですから、いってすぐもらえます。
私は江東試験場で交付を受けましたが自宅からだとバス、電車、バスとのりつぎが面倒なので車でいきましたが、すぐとなりに有料駐車場がありました。
この免許は1年有効で、現地では更新できません。

申請関係の情報は以下(東京地区です)
国外免許証


必要な書類など:
以上は99年10月江東運転免許試験場調べ

外国にもっていくのは交付を受けた国際免許証以外にもともとの免許証も持っていくことをおすすめします。私がいったレンタカーの会社では日本の免許証も要求されました。

車を借りる

以下は2000年12月時点のバークレー(カリフォルニア)でのお話しです。
最近はアメリカ製の車も小さなものが出ているので日頃軽自動車に乗っている身としては車体感覚もそのままで安心して運転できます。
予約は日本からでもでき、飛行場ですぐに借りてでかけることができます。予約がなくても大きな飛行場にはレンタカーの窓口があってすぐに借りることができます。さらには市内にも当然ありますので気が向いたときに借りるとよろしいでしょう。
飛行場で借りると専用のバスで近くの基地までいって車を受取ります。返却するにはその基地で返却し、バスで飛行場まで送ってもらえます。
私が借りたのは市内でAVISレンタカーの窓口に行きましたが1日32ドル+保険に17ドル必要でした。保険はいろいろ種類があるのですが安全のために車両や盗難とかいったものまでついた最高のランクのものです。1週間借りると少し安くなりますのでよく考えて借りましょう。

日本でかかる旅行保険に自動車運転の特約といったものもあります。これですと1週間程度で5-7000円くらいなのでお得なことがあります。この場合契約するときにその証書を見せると保険の話はしないですみますね。でもレンタカーの会社が提供している保険に入っておいたほうがいざ事故になったときには安心です。アメリカでは人身事故以外でお巡りさんは来てもくれません。たよりになるのはあなたの語学力とレンタカー会社の日本人スタッフです。

最近は飛行機会社のマイレージカードと連動していたり、その飛行機会社から15%くらい安くなるクーポン券を送ってくることもあるのでそっちの情報も逃すことのないようにしましょう。

車を運転する

日本人にとって一番不安なのが右側通行ですが、これは意外と大丈夫でした。もちろんいつも自分にいい聞かせながら運転するのですが、となりにのっているより自分で運転するほうがはるかに適応できます。
アメリカでは特別の指示がない限り赤信号でも右折できます。右折は優先度が一番低いので必ず一旦停止し、前や左から来る車や歩行者には充分に注意しなくてはいけません。

歩道の縁石が赤いところは駐車禁止、青いところは身体障害者の方の駐車スペースです。白いところは荷物や人の積載のみの短い停止、は指定された時間以内駐車可能、黄色のところは荷物や人の積載の駐車で指定された時間駐車可能(但しそこにいないといけない)これらのルールに違反して駐車するとひどく高い罰金をとられるそうですのでご注意。200ドル以上らしいです。

スクールバスには注意しましょう。バス全体が黄色くぬられていて上の方に大きなランプがあります。黄色や赤が点滅していたら要注意!。黄色は徐行(すぐに停止できるよう準備)、赤はかならず停止です。スクールバスは動く交通標識と考えたほうがよろしいと思います。学校の近くで生徒を見かけたら時速25マイル以下で走行しなければなりません。車椅子、盲導犬をつれた人あるいは白い杖をもっている人、それに歩行者はいつどこでも最優先です。

ガソリンがなくなったらセルフサービスのガソリンスタンドに行くことになりますが、最近はクレジットカードをいれて認証まで行ない好きなだけいれることができるシステムが多いようです。最後にレシートをもらうかいらないかを機械から尋ねられますので「もらう」を指定します。これは車を返すときにそのレシートを見せると距離レートが安くなるためです。単純にガソリンメータでチェックすると水なんかをいれて返すやつがいるからかもしれません。

その他

よくトラベラーズチェックで買い物をすると「ドライバーズライセンス」とか他のIDあるいはパスポートを見せろなどといわれることがありますが、場合によってはこの国際免許証でだいじょうぶなことがありますので不安でパスポートを持って買い物に出たくない場合には試してみる価値はあります。ただすべてのところで通じるわけではないようで、パスポートを見せろといわれることもあります。

後日談:現地で免許をとっちゃいました

けっこうな回数いくものだからIDとしての役割を持つアメリカの運転免許を取得しちゃいました。趣味的問題なので実際に運転するには上で書いた国際免許ですべて事が足ります。したがって是非とも取れとおすすめできるものではありません。

これはかなり難関です。

まず現地に住所がないといけません。たぶん友人宅でもいいと思うんですが郵便が届くアメリカの住所が必要です。このような環境にない人はあきらめてください。

免許をもらうにはなにはともあれ勉強しなくてはいけません。DMVのオフイスにいってドライバーズハンドブックという法規の解説書(無料)をもらいます。筆記試験はこれがもとになるので数か月前にもらっておいて勉強です。友人に聞いたら必ずアルコールの血中濃度が出るということでしたが覚えていったら本当に出ました。酒は運転席に置いてあるとダメだがトランクに入れておけばOKというのも覚えておきましょう。これもけっこう出るようです。

つぎに社会保険番号を取得します。Social Security Numberと言われているものです。ある条件を満たせば「NOT VALID FOR EMPLOYMENT」という条件をつけて外国人にも発行してくれます。運転免許試験の申請書にはこの番号を記入することが要求されています。申請窓口に行ってその場で書類に記入し、パスポートを見せて、「Social Security Numberがなぜ必要か」という質問に答えないといけません。もちろん返事は「運転免許取得のため」ですね。またそのときパスポートをじっくり見られるのでたぶん何回もアメリカに来ていてその必要があるんだなと担当官が判断しているのだと思います。無事申請が通ったら送られて来るまで待ちます。通常は申請してから3週間程度でアメリカの住所に送られてきます。

つぎは筆記試験です。DMVのオフイスに運転免許の試験申請書を書いて提出します。普通車は「クラスC」と呼ばれるものですからこれの申請です。試験の料金は12ドルで、これは筆記と実技と免許証発行の料金が含まれます。日本と比べて(2000年10月現在)ずいぶん安いですね。

筆記試験はその場でできます。申請書を提出したその窓口で遠くのほうに貼ってある紙の文字を読み上げて視力検査は終わり。受け答えするときに聴力の試験も行ったことになるわけでしょう。そのあとすぐに同じフロアにある筆記試験コーナーで立ったまま試験をします。4択33問で5問間違えると失格です。私は一発で合格したんですが話によると失敗したら1日3回くらいはくりかえし受けられるそうです。この筆記試験の合格の事実は1年有効だそうです。場所によっては日本語版の問題があるそうですが文章がへんなので英語を選択したほうがいいとのことでした

さていよいよ実技試験。筆記が合格したらすぐ筆記試験の合格証を見せて試験の予約を入れます。通常は数日後になるはずです。試験に使う車は自分で持ち込みます。カリフォルニアではレンタカーでの受験ができました。保険をすべて(対人、対物、車両)入って、その契約書を見せればスムーズにことが運びます。レンタカーの窓口にいって「運転免許を取るのに使う」といえば必要な保険に加入してくれます。

試験は止まった状態で手による信号の実技、つぎに裏道にいってゆっくり走り、バンプと呼ばれるデコボコをブレーキをきかせながらゆっくり走り、つぎに右折左折、3ポイントターン、バックなどをしたあと、太い道に出て車線変更をして戻ります。昔はやさしかったそうですが 最近はあれこれやらされるんですね。車が試験場に戻ったところで「あなたは合格しました」と告げられ、まずかったところをいろいろ指摘してくれます。私の場合には車線変更するときにもっと機敏にやりなさいと指導されました。

合格したらその場で写真をとって指紋をとられます。写真を撮られるときにはせっかくだから笑顔にしましょうね。その場で1枚の紙ッペラの仮の免許証(3か月有効、更新可能)が発行されますから運転はすぐ開始できます。

免許証はこれまた3週間程度でアメリカの住所に送られてきますが最近移民局との連携をとっているらしく1年くらいかかるという話を聞きましたのでこれからとろうという人はご注意ください。

免許は4(5?)年有効で更新の料金は15ドル(2000年10月現在)です。日本(2950円から3950円)に比べてずいぶん安いですね。日本と同じで誕生日が期限切れの日付になります。

現地に住んでいない人にとっては何回もアメリカにいきめんどうなことこのうえないですね。それでもとりたい人は上を参考にがんばってください。
自動車免許証はアメリカではIDとしての価値がすごく高くほとんどの場合パスポートを見せずにすみます。おまけに盗難にあっても他人は使えないし便利なことこのうえないです。

アメリカはバイクの免許はまた別で、日本のように普通免許があると小さなバイクが乗れるということはありません。したがってバイクの免許をほしい人は上と同じことをまたやりなおさなければいけません。

参考リンク

カリフォルニアの交通局には交通法規とか模擬試験などいろいろな情報があります。
交通標識一覧
AVISレンタカーでは予約もできます。
HERTZレンタカーでも予約ができます。
Alamoレンタカーは安くてさいきんお気に入り。
カリフルニア州のWeb交通学校のリンク集
警察庁の免許関係の案内
警視庁(東京)の案内

ご感想、訂正、追加などのご連絡はここまで