安全なインターネットライフ

初心者がWindowsパソコンをインターネットにつないで使うときの注意

この文章はパソコンにAVG Anti-VirusとSpybot - Search & Destroyという2つのソフトがインストールされWindows Updateの自動更新が有効になっているという前提で書かれています。ここを読むようにと言われて来た方はそのような環境になっていますのでこの文書をそのまま読むことができます。それ以外のたまたま目にした方はまず同様の環境にしてからお読みください。

昔のパソコンは机の上にあって、それだけのものでした。インターネットにはつながっていませんでした。自分のパソコンがウイルスに感染したとしても、ただ「おかしいな」、「直さないといけないな」というくらいで他人には迷惑をかけませんでした。

現代は違います。高速なインターネットにつないで使っています。高速というのはインターネットにつないでどこかのホームページを見たときに画面が表示される速度のことです。つないだホームページから多くのデータが高速に自分のパソコンに届いているので速く表示できているということです。

自分のパソコンに高速にデータが届くということは逆に言えば自分のデータ(たとえば住所録とか、ラブレターとかいったもの)も高速にどこかに送り出すことができるということです。

貴方のパソコンから銀行のホームページにつないでお金を出し入れするときに貴方のキーボードやマウスの操作はもしかしたらインターネットを経由してどこかに漏れているかもしれませんよ。なにしろインターネットにはずーっとつながっているわけですから。インターネットにつながっているパソコンを例えるとあなたのパソコンデスクが混雑した渋谷の交差点に置かれているようなものです。いろいろな人があなたの画面を覗いて通り過ぎていきます。遠くのビルから望遠鏡であなたの画面をずっと覗いている人がいるかもしれません。
実際のところあなたのパソコンはいろいろな装置とソフトで守られていますのでそれほど心配することはありません。しかしながら最新版のWindowsでなかったり、最新版であってもウイルスに感染していたりすると誰でも覗ける状態になってしまうことがあります。
ここをクリックすると遠方にあるWindowsにつないで画面を見ているイメージが見られます。ただしここで使っているソフトは悪事を働くソフトではなくて業務に使っている由緒正しいソフトです。このようなことができてしまうという例としてご覧ください。

これらは現実の問題として起きています。ラブレターが流出してはずかしい思いをしている人が沢山います。口座番号と暗証番号が盗まれてお金をとられた人が何人もいます。防衛庁からは機密の暗号が流出して暗号を変更する事態になった事件もありました。二人だけの秘密であったはずの奥さんの裸の写真が流出したこともあります。

これらのほとんどの原因はWinnyというソフトを使っているパソコンがウイルスに感染したため流出しています。高速でインターネットにつないでいるために一旦その状態になるとあっというまに持っていかれます。

以下はWinny関連の情報です
危険なのはWinnyよりあなた自身:惨劇の予兆〜政府も巻込む大惨事へ
あまりにも情報流出のリスクが大きい
私有パソコンにウィニー導入 巡査長を懲戒処分へ

Winnyのウイルス以外にもインターネットにはいろいろ罠が仕掛けられています。 警視庁のページにはいろいろなネット犯罪の説明がありますので必ず目をとおしておいてください。

クレジットカード番号や銀行の暗証番号を詐取する詐欺(フィッシング詐欺と呼ばれています)について本物の詐欺画面が沢山見ることができるページがあります。http://no.phishing.jp/では色々な手口を解説しています。これらをあらかじめ見ておくと心の準備ができあわてることがなくなります。

心がける事

Winnyは使わないようにしましょう。ウイルスに感染すると簡単にあなたのデータが流出しちゃいます。自分のパソコンには秘密のデータが無いと言う人がいますが、メールアドレスや実名入りのメールが流出するだけでもあなたの友人知人に恥をかかせちゃいますよ。

ウイルスとスパイウエアには注意をしましょう。あなたのパソコンにはウイルスを発見して駆除するソフトとスパイウエアを発見して防御してくれるソフトが入っていて常時裏で動いています。

1)ウイルス

インターネットからもってきたデータをクリックすると下のような画面が出されることがあります。

この画面はウイルスが発見されたという警告です。これが出た場合にはHealというボタンを押してください。するとそのウイルスを削除してくれます。実はこのデータにはWinnyに悪さをしてあなたのデータを世界中にばらまいてしまうAntinnyというウイルスが入っていたのでした。

感染の手口を見てみましょう。警告の画面をよく見るとファイル名が
"新しいフォルダ(2)           .exe"
という長い名前になっています。
"新しいフォルダ(2) "
ではなくそのあとにスペースが続いてさらに .exe という文字があります。これはフォルダに見せかけたウイルスプログラムなのです。.exe とか .EXE とかが最後についているのは実行可能なソフトなのです。

今回の場合は "フォルダ" という名前がついていてもフォルダのアイコンでは無かったので比較的簡単にわかりますがプログラムであってもフォルダのアイコンになっているものも発見されています。またいかにもクリックしてみたい名前にしてあることもありますのでインターネットから持って来たプログラムの実行には注意しましょう。
どうしてもそのプログラムを実行なくてはいけない場合には実行する前にあらかじめウイルスチェックソフトを走らせてみましょう。
ウイルスはこれだけでなく何万種類とあって毎日増えています。

2)スパイウエア

スパイウエアはスパイというくらいですからウイルスのように目立った動きをすることはありません。でも裏で貴方の口座番号とか暗証番号をこっそりどこかに送りつけてしまうようなものがあります。

もう少しましなものとしてはYahooにつないだはずなのにそれ以外に窓が沢山開いてアダルトのページや違法なインターネットカジノの宣伝画面を出すようなスパイウエアもあります。Yahooにつなぎにいこうとすると別のページが表示されることもあります。これも危険ではありませんが迷惑な話です。

WinFixerとかWinAntiVirusPROとかWinAntiSpywareといった悪質な詐欺もあります。これについては「WinFixer2005に気をつけろ」をご覧ください。

このような事態がおきたら「スパイウエアのチェック」を読んでSpybot Search & Destoryというソフトを実行すれば修復してくれます。

[操作中に突然出る画面]
新しいソフトをあなたのパソコンに入れるときやどこかのホームページにあるリンクやボタンをクリックしたときに下のような警告が出ることがあります。これはスパイウエアチェックソフトの出す警告です。(日本人が作ったソフトでは無いのでボタンが隠れて見ずらくなっています)

そのソフトがお店からちゃんと購入しものであったり、マイクロソフト社のホームページからもってきたような間違いないソフトであったり、クリックしたホームページが怪しくないホームページであるという自信があるときには上の赤く縁取りをしてあるボタン(左側)を押してください(レジストリの書き換えや新規登録を行います)。

インターネットからもってきたソフトで怪しそうなものであったり、どう見ても怪しいホームページであった場合には青い縁取りのボタンを押します(レジストリの書き換えを拒否します)。青い縁取りのボタンを押すかわりにEnterキーを押してもかまいません。どちらかわからない場合にはEnterキーを押しておくほうが安全です。

3)メールアドレス

インターネットを始めるとたいがい自分用のメールアドレスがもらえます。

掲示板などの誰でも見ることができるホームページにそのメールアドレスを書き込むとすぐに迷惑メールが来るようになります。そのアドレスに詐欺メールも来るようになります。掲示板に投稿して時間が経てば経つほど沢山来るようになります。そしてそのメールアドレスはあまりにも迷惑メールが多く来るので使えなくなってしまいます。

メールアドレスは携帯の電話番号と同じと考えてください。 携帯の番号をうかつに人に教えないように見も知らない人にはメールアドレスは教えないようにしましょう。もちろん自分のホームページにも連絡先として掲載してはいけません。

どうしても自分のホームページや掲示板などに書いて知らせたい場合にはhttp://mail.yahoo.co.jp/などから無料のメールアドレスをもらってそれを公開するといいでしょう。

4)詐欺

ワンクリック詐欺という詐欺があります。

アダルト画像とか動画とかを見ようとおもってその動画をクリックしたつもりなのにいきなり、
ご入会ありがとうございました。1週間以内に現金を振り込んでください。今ならキャンペーン価格で通常6万円のところ半額の3万円にてサービスしています。当方としてはあなたのアドレスは192.168.1.23、プロバイダはXXXXで東京からアクセスしてきていることがわかっていてあなたの情報は把握していて催促に自宅やオフィスに行きますよ。
と脅しをかけて支払を強要します。あなたの入っているプロバイダの名前とかあなたのつないでいる場所が表示されていて誰だか知っているように見えるし、今なら半額で安いからおっかないのでとりあえず支払ってしまおうという気にさせます。

これはあきらかな詐欺なので支払う必要はありません。危険なのがメールとか電話とかでキャンセルしようと思って連絡をとってしまうことです。これであなたへの連絡方法がばれてしまいしつこく督促の連絡が来るようになります。絶対に連絡をとらないでください

裁判所の判例でこのような行為は詐欺とみなされているのでまた別の方法を使う詐欺も現れました。

下がその実例でツークリック詐欺と呼ばれています。(画像をクリックすると大きくなります)

画像を見ようとしてクリックするとこのように入会の小窓が表示されます。


まちがってOKを押すと前に説明したワンクリックと同じ画面が出ます。

最初の画面でつい間違えてOKを押したのに取り消しができないのが一番問題です。そのあと脅しに近いメッセージを出しているのも問題です。この場合でも見なければ問題はありません。見てしまうとグレーゾーンに入ることになるかもしれませんのでご注意ください。入る意思は無いということも含め絶対に連絡をとらないでください

(筆者はこの説明を書くためにクリックしましたが当然のごとく筆者が誰かは突き止められないので相手から連絡は来ていません)

あなたのお子さんがあなたのいないときに興味本位でクリックして、それがばれないようにと急いで支払をしてしまうかもしれません。実はそういう場面が詐欺師の狙っているところです。あらかじめこのページを見せて教育しておくことも重要です。

インターネットにはこれ以外にも色々な詐欺が出現しています。警視庁のページには代表的な詐欺の説明がありますので目をとおしておきましょう。有名どころで、しかもこちらの意思でお金を払う以外にいきなり「金払え」となるのは詐欺かもしれないと注意をしてください。

週に一回チェックしましょう

毎日インターネットを巡回していると知らないあいだに自分のパソコンにいろいろなものが仕掛けられているかもしれません。

それを発見修復する意味で以下のことをやってください。あなたのパソコンの定期健康診断です。

1) ウイルスのチェック
2) スパイウエアのチェック

実はどちらもパソコンが立ち上がるとあなたは気がついてはいませんが裏では常に動いていて、いざその事態になったらちゃんと防御したり警告を出したりしてくれます。でも何かのタイミングでウイルスやスパイウエアが入ってしまうことがあるので念のためチェックするわけです。

Windowsのアップデート

Windowsは完璧なものではありません。新種のウイルスに感染しやすくなっていたり、新種のスパイウエアの防御が甘くなっていたりします。

Windowsのメーカーのマイクロソフト社はこの弱点を修正するためのパッチ(つぎはぎ、Windowsの修正)を月に一回出して修正してくれています。

あなたのパソコンがインターネットにつながっていればそれを自動的に読み込んで修正してくれます。

パソコンを操作していると、ある日「Windowsの更新の準備ができました」と知らせてくれることがあります。その場合にはそのメッセージに従って操作をしてください。


上の画面はWindowsXPで[スタートメニュー] から[終了オプション]を選び電源を切ろうとしたときに出るメッセージです。いつもと少し異なるメッセージになっていることに気がつくと思います。こういう時にはメッセージに従って[電源を切る]のボタンを押せば電気を切る前に「重要な更新」を入れてくれます。いつもと違って長めに時間がかかって電気が切れるのですぐに切れないからとACプラグを引っこ抜いたりしないで待ってください。

しばらくインターネットにつないでいなかった場合にはそれを手動でやる方法もあります。

WindowsXPを使っている場合にはこちらをご覧ください

Windows2000を使っている場合にはこちらをご覧ください

迷惑メール判定ソフト

あなたのメールはSpamAssassinという迷惑メール判定システムを経由して届いていることがあります。その場合にはユーザーのためのSpamAssassin解説をご覧ください。

キーボード

[これは安全とは関係ないおまけの話です]

最初はキーボードから文字を入れるのには非常に苦労すると思います。人差し指だけで文字を入れていることでしょう。

少し経ってパソコンに慣れてきたら両手両指で文字を入れる練習をしましょう。最初は苦痛ですがちょっと我慢してその習慣をつけるとその後のパソコンライフがバラ色になるはずです。ぜひとも頑張って下さい。

キーボードとマウスの使い方についてはこちら(Windows 入門)に親切な説明があります。

キーボード練習ソフトを使うとゲーム感覚で楽しみながら覚えることができます。パソコンを実際に使う前に毎日10分でもいいですからやってみましょう。


最後に

これを読むとなんだか危ないことばかりのようですがしっかりウイルスとスパイウエアのチェックをしておけばあなたのパソコンは100%ではありませんが安全です。

変なソフトを実行しないよう注意をしてインターネットをお楽しみください。

参考

AVG Anti-Virus Free Editionのホームページ 個人利用に限って無料です
(下の方の GET AVG Free for Windows - RIGHT NOW!というリンクからダウンできます)

Spybot - Search & Destroyのホームページ 誰でも無料で使えますが献金も歓迎だそうです
(Download here というボタンからダウンできます)